2015年4月19日

The Smiths/Barbarism Begins At Home(1985)

作詞:Morrissey
作曲:Johnny Marr
編曲:The Smiths


何年振りの更新でしょうか。
まぁ誰が見るでもなくやっているのでいいのですが。

しかも取り上げるのが30年くらい前の洋楽です。

オレの大好きなThe Smiths(ザ・スミス)というグループの曲です。

The Smithsは1982年にイギリス・マンチェスターで結成され、1987年に解散した英国のバンドです。ボーカルのMorrissey(モリッシー)の文学オタク的なひねくれた歌詞とギタリストのJohnny Marr(ジョニー・マー)の流麗なギタープレイとキャッチーな曲の絶妙のコンビネーションが評判となり、当時英国でカリスマ的な人気を誇っていました。

この曲は彼らのアルバム"Meat Is Murder"(肉食は殺人である)に収録されている1曲です。

で、曲のタイトルが"Barbarism Begins At Home"(野蛮さは家庭から始まる)です。

タイトルからして、でしょ。

洋楽なので歌詞の超意訳をつけてみます。誤訳かもしれません。
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始末におえない息子たち 成長しようという気もない
ああいうのにはやはりちゃんと首輪でも付けとかないとね

始末におえない娘たち 落ち着こうという気すらない
ああいうのにはやはりちゃんと首輪でも付けとかないとね

頭をピシャリ
これっておまえの望んだことじゃないよね

でまた、ピシャリ
これっておまえの望んだことだよね

頭をピシャリ
何故殴るかって?
それはおまえが「おまえ」だからさ

頭をピシャリ
何故殴るかって?
おまえがあんなことを言うからさ
ああいうことを言うからさ
ああいうことをするからさ

始末におえない息子たち 成長しようという気もない
ああいうのはやはりちゃんと首輪でも付けとかないとね

始末におえない娘たち 落ち着こうという気すらない
ああいうのはやはりちゃんと首輪でも付けとかないとね

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子供に対して行われる体罰を告発している曲です。この曲の入っているアルバム"Meat Is Murder"には、この曲の他に"The Headmaster's Ritual"(校長先生の儀式)という曲があり、この中でも主人公は教師に受けた体罰によって「生まれてきたことがひどい間違いだった」と叫んでいます。「暴力を繰り返し受けることからくる無抵抗=規律」とすることの下劣さを唾棄するような歌詞の内容はMorrisseyの中に深く根付いたテーマの一つなんでしょうか。

で、こんな内容の歌詞に、何ともポップでキャッチーな曲がついてしまうところがThe Smithsの妙、とも言えます。

曲的には基本的には4小節リフの繰り返しで構成されているのですが、それがまた、歌詞の中で繰り広げられている暴力がひたすら続いてことを暗示しているようです。特に歌が無くなって演奏だけになるところは、言葉が無くなった分、かえって曲としての雄弁さを得ているようなそんな不思議さも持っています。



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